加工食品診断士で、菓子製造販売業 有機乳製品販売業の佐藤美夏さんがメディアに取材を受けました。
乳製品の有機JAS認証を取得するためには、有機畜産物の日本農林規格をクリアする必要があります。有機畜産とは、有機飼料を食べている家畜というだけでなく、土地や植物及び家畜の間に調和のとれた関係を構築し、家畜の生理学的要求や行動学的要求に配慮(アニマルウェルフェア)されていることが必要です。元々、佐藤さんが有機JAS認証を菓子分野で取得した当時、日本に国産の有機バターは存在しませんでした。一社のみ外国の有機JASバターが輸入されましたが、日本ではビジネスにならないという理由から、すぐに撤退されました。JAS認証を取っても、肝心な有機菓子が作れないことで本当に困っていたところ、北海道で日本で初めて乳製品で有機JASを取得したパイオニアに出会いが、セタナ・オーガニックを誕生させました。
活動内容と今後の目標
主にオーガニックを主原料とした菓子製造、オーガニック乳製品ブランドのプロデュースをしています。お客様から添加物に関わる質問をいただくことが多く、特に近年は増えてきたように思います。お客様からの質問は、安部司先生の著書に網羅されていることが多く、加えて講義でご教示いただいた内容にてお答えしておりますが、そのQ&Aは当会員様(数千人)に発行しているメールマガジン内で啓蒙を兼ねて配信しております。販売しているものが食品の場合、お客様が元々「食」に興味を持っておられるので、販売をするだけでなく、「食」に関する情報を深めるコミュニティの場に広げられたらと思っています。
消費者への啓蒙活動も勿論ですが、食を提供する側も知識を身に着けなければならないことから、BtoB(取引先企業等)への情報発信も行っていけたらと思っております。
佐藤美夏さんプロフィール
菓子製造販売業
有機乳製品販売業